日本が世界をリードしている産業と言えば、
自動車です。
現在は100年に1度の変革期と言われています。
しかし、実際にどのような取り組みがされているのかわからない
という人が多いと思います。
そんな人のために、
自動車業界キーワードクイズをつくりました。
今後、自動車がどのように変わっていくのか
気になる人はぜひやってみてください。
第1問 MaaSとは?
答え
Mobility as a Serviceの略
A地点からB地点まで行くのに、電車、飛行機、バスを使うとしましょう。
すると、それぞれで予約して、それぞれで支払いをしなければなりません。
それは面倒くさいですよね。
その面倒なことをしなくてよくなるのがMaaSです。
いくつかの交通機関の予約、支払いを一括でできるようにして、
さらに、最適な移動手段を提案してくれるというサービスです。
移動手段の中には公共交通機関だけでなく、
カーシェアなども含まれています。
第2問 CASEとは?
答え
C Connected:コネクティッド化
A Autonomous:自動運転化
S Shared/Service:シェア/サービス化
E Electric:電動化
これらの頭文字をとったもので、
今後の自動車業界の方向性を具体化したものです。
自動車メーカーは自動車を製造・販売する会社から、
クルマを移動するための手段としてサービスを提供する会社に変わります。
それを支えるのが
コネクテッド化、自動運転、電動化です。
それぞれについてもっと知りたい方は、ぜひ調べてみてください。
第3問 TNGAとは?
答え
トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーの頭文字をとったもので、
トヨタの次世代プラットフォームのことです。
プラットフォームの名称そのものを指す訳ではなく、プラットフォームを根幹とした車両作りの開発方針・開発手法です。
5つの取り組み
・商品力向上
感性に訴えるクルマとなるように、クルマを骨格から変えていく。
・開発効率化
複数車種の同時開発を行う「グルーピング開発」により、部品・ユニットの共用化により、
開発の効率化を推進する。
・ものづくり改革
仕入先と調達・生産技術・技術の各部門が四位一体の活動により、よりつくりやすく、よりシンプルな、部品・ユニットの構造を実現する。
・グローバル標準への取り組み
トヨタ専用だけでなく、多数の自動車メーカーがグローバルに採用している標準部品も採用できるよう、グローバル標準規格に対応する。
・調達戦略
「グルーピング開発」による部品・ユニットの共用化に対応し、複数の車種をまとめて、グローバルに、車種・地域・時間をまたいだ「まとめ発注」を行う。
複数の車種で同じ部品やユニットを共有し、コストを削減する。
そして、そのコストでもっといいクルマの開発を行うということです。
これも興味のある方はもっと詳しく調べてください。
まとめ
自動車業界が目指す方向性について、少しはわかりましたか?
MaaS、CASE、TNGAの3つのキーワードは重要です。
生きていれば嫌でも関わることになります。
しかし、これは現在の方向性であって、
これからどう変化していくかはわかりません。
自動車業界に限らず、
常に新しい情報を収集することが大切です。